1963-03-28 第43回国会 参議院 大蔵委員会 第22号
○政府委員(稻益繁君) 国内の国債の問題は、大臣たびたびお答え申し上げておりますように、全然まだそういうことは実際考えておらないわけでございますが、外債としまして私ども実は今回のこの国債の法律を提案いたします際に、いろいろ内部でも検討いたしまして、先生御指摘のように、従来はまあそういうそのつどという形で行なわれておったわけでございまして、そういうやり方もあるかと思うのであります。ただ、何分、一応私どもが
○政府委員(稻益繁君) 国内の国債の問題は、大臣たびたびお答え申し上げておりますように、全然まだそういうことは実際考えておらないわけでございますが、外債としまして私ども実は今回のこの国債の法律を提案いたします際に、いろいろ内部でも検討いたしまして、先生御指摘のように、従来はまあそういうそのつどという形で行なわれておったわけでございまして、そういうやり方もあるかと思うのであります。ただ、何分、一応私どもが
○政府委員(稻益繁君) ただいま先生御指摘いただきましたように、前回の国債発行をいたします際には、当時の情勢と申しますか、戦後初めて出す公債でもありますので、起債市場における需要も永続性のあるものかどうかということもわからないというような事情もございまして、一回きりの法律の形でお願いをいたしたわけでございます。その後、政府保証債という形ですでに五回ほど発行いたしました。だんだん、ニューヨークの起債市場
○政府委員(稻益繁君) ただいま議題となりました外貨公債の発行に関する法律案につきまして、補足説明を申し上げたいと存じます。 政府は、昭和三十四年度におきまして、米国市場で、産業投資特別会計の貸付の財源に充てるため、戦後初めての外貨公債三千万ドルを発行いたしました。それ以来、日本電信電話公社債、日本開発銀行債等政府保証の外貨債の形で、主として米国市場を中心といたしまして、海外起債市場の開拓に努力して
○稻益政府委員 お尋ねの点は、実際に発行いたします際に向こうの引受業者とよく相談いたしましてきまる問題なんでありますが、私どもが現在予定いたしておりますのは、前回経験のございます三十四年の一月、米貨国債を発行いたしましたときの条件を申し上げますと、表面利率が、長期債でありますが五分五厘であります。発行価格が百ドルのものを九十八ドル、応募者利回りは五分七厘についておるわけであります。従いまして正直申し
○稻益政府委員 御承知のように、今回予定いたしておりますのは、国債六千万ドル、そのほかにニューヨーク市場では電電債二千万ドル、それから東京都債二千万ドル、合計一億ドルの予定でございます。大体四回に分けまして、当初は、当面国債を第一回に発行いたしたい。これは起債市場でのいろいろた事情がございますので、われわれの方では一応の現在における予定なのでございますが、できますれば最初に国債を発行いたtまして、次
○政府委員(稻益繁君) 東京港港湾区域における土地造成事業等のため発行される外貨地方債証券に関する特別措置法案につきまして、補足説明をさせていただきます。 昭和三十六年度から始まりました東京港整備及び埋立区域造成事業十カ年計画におきましては、東京港における港湾整備事業、埋立事業等を、総事業費千二百四十億円をもって行なうこととされておるのであります。このうち外貨債、発行の対象事業とされておりますのは
○政府委員(稻益繁君) 将来の実は細目の計画その他につきましては、所管いたします外務省当局から御答弁したほうが、あるいは適切かと思いますが、産投会計からの出資を認めました大蔵省の立場から申し上げますと、従来も御指摘のように海外移住振興株式会社、それから日本海外協会連合会、この二本立で実は移住関係の仕事が行なわれております。従来の実績にかんがみますると、必ずしもこれが適切な運営が行なわれておらないというようないろいろな
○政府委員(稻益繁君) 三十八年度で予定いたしております海外移住事業団でありますが、まだ事業団そのものは発足いたしておりません。三十七年度まで行なっておりましたのが海外移住振興株式会社であります。事業団になりましても特別に変わった事業を営むという予定はございませんが、大体従来に引き続きまして、海外におきます移住地の土地造成、改良、あるいは移住民の行なっております移住地における事業に対する融資といったような
○政府委員(稻益繁君) ただいま私がお答え申し上げましたのは、アメリカ市場での起債でありまして、したがいまして、六千万ドルというのは、一応国債を予定いたしております。そのほかに、アメリカ市場で、ただいま申し上げました電電債を二千万ドル、それから東京都債で二千万ドル、これで一億になるわけであります。そのほかに、従来からやって参っております大阪府市のマルク債、これが一億マルクにする予定であります。合計いたしますと
○政府委員(稻益繁君) 国債のほかに、三十八年度といたしましては、一応電電債、それから東京都債、これも政府保証の形で出したい、かように考えております。
○政府委員(稻益繁君) 先ほど政務次官が恒久的な制度と申しますか、そういうことで考えるがゆえに、今回のような法律の改正をお願いしておるのだ、こう申し上げました意味は、一般会計からいわゆる出資財源の繰り入れにつきまして恒常的なものだということで、これは私どももさように考えております。 それから、御指摘の外貨債でありますが、これは御承知のように、昭和三十三年度に一回国債の形でニューヨークで発行いたしております
○政府委員(稻益繁君) 産投会計に対します一般会計からの繰り入れでありますが、一つは資金に対する繰り入れと、それから一つは産投会計の歳入への繰り入れ、この二つがあるわけであります。現在までの実績を申し上げますと、歳入への受け入れにつきましては、三十四年度に五十億、三十五年度に百二十億、三十七年度に二百三十億、以上であります。それから、資金に対する受け入れといたしまして、三十二年度に三百億、三十五年度
○稻益政府委員 前回三十七年二月に発行いたしたいわゆる大阪府市債でありますが、これの表面の利率は六分五厘であります。発行価額が九十六・五マルクであります。従いまして最終の応募者利回りが六分八厘七毛八糸、若干ニューヨークの場合よりも高くなっております。
○稻益政府委員 仰せのように、起債市場のいろいろな条件と申しますか、こういった引き受けあるいは価額なり、表面金利なりそのときの金利情勢に非常に左右されるわけであります。仰せのようにそういった歩合が上がりますと、一般の市中の利回りも上がる、多分に影響を受けるということは、仰せの通りであります。大体私ども考えておりますところでは、昨年の後半、これは第二回目の開銀債と三回目の開銀債と比べますと、おわかり願
○稻益政府委員 昨日あるいは七分五厘といったのは地方資金課長であったかと思いますが、あるいは実は国内の地方債の方と若干混淆してお答をしておったようであります。現在私ども予想いたしておりますのは、政府保証債で出しますると、ごく最近の例ですが、第三回の開銀債の例で申し上げますと、二月一日に発行いたしたわけでありますが、表面の利率が六分でございます。発行価額が九十六ドル五十セント、従いまして、複利最終の応募者利回
○稻益政府委員 大へん申しわけございませんが、先ほど自治省の計算と私どもの計算と若干違っておるようでありますが、後刻調整いたしまして資料で提出いたします。
○稻益政府委員 一応の償還期限としましては、通例政府保証債は十五年で出しております。実質上の償還は大体十年程度になっております。
○政府委員(稻益繁君) 戦後デノミネーションを実施いたしました例といたしましては、一方国で二回やった例がございますが、一九四四年十一月のギリシャを初めといたしまして、ハンガリー、ルーマニア、ソ連、ドイツ、中国、台湾、ポーランド、ブルガリア、チェコ、韓国、中共、北鮮、フランス、フィンランド、ボリビア。 それからいま一点の御質問の、欧州の主要国の中でデノミをやってない国、主要国という範囲にもよりますが
○稻益政府委員 同一でございます。
○政府委員(稻益繁君) 賠償関係についてお答えを申し上げます。 いわゆる純粋の賠償、ビルマ、フィリピン、インドネシア、ベトナムでありますが、この協定総額は、それぞれ円で申し上げますると、ビルマが七百二十億円、それからフィリピン千九百八十億円、インドネシア八百三億円、ベトナム百四十億円。年度別でありますが、これは協定によりまして各年次異なっております。このほかにいわゆる経済技術協力があるわけであります
○稻益政府委員 産投会計の、御承知のように歳入面と資金面とございまして、今回三百五十億円受け入れますのが資金なんです。これは従来ともに資金面に受け入れますものと、それから歳入に受け入れますものとございまして、一般会計からそういう二つの道で産投会計へ資金が繰り入れられておるわけであります。 資金への繰り入れ状況を申し上げますと、従来の実績では、昭和三十二年度に三百億ほど一般会計からこの資金に繰り入れをいたしております
○稻益政府委員 別に減少の傾向というわけではございません。
○稻益政府委員 手元にちょっと三十六年からございますので申し上げますと、三十六年度は、実績で申し上げますと、運用収入が二百二十億円であります。三十七年度について申し上げますと、予算では百九十六億円でありますが、現在での実績見込みでは二百二十四億円、三十八年度では、一応の現在での見通しの予算では百九十六億円、かようになっております。
○稻益説明員 これは非常にむずかしい問題でございますが、当面私どもとして申し上げられます点は、先般来例の証券取引審議会でこの問題が取り上げられましていろいろ審議が行なわれたわけでございます。一応の答申と申しますか要望、これはすでに一部が実現されております。いわゆる配当を支払う側の企業でございますね、これの配当の、突き詰めて申しますれば損金算入、これが一部軽減の姿で実現しておるわけです。これを進めていくのが
○稻益説明員 先ほど申し上げましたように、四大証券に限らないと思います。中小証券につきましても常時こういった観点からいろいろ報告を求めておりまするし、検査も行なっておりまするし、同じような態度で中小証券につきましても投資家保護の観点から注意を与え、指導すべき点は指導いたしておる、こういう次第でございます。
○稻益説明員 御承知のようにこの数カ月以前から、株価が停迷状態を続けておりました。この問題で私ども一番懸念いたしておりますのは、いわゆる大衆投資家が証券市場から離れると申しますか、健全な証券市場の育成のためにはどうしても大衆投資家がこういう株式市場に対する信頼感を持つということが基本であろうと思うわけです。こういう観点に立ちまして、一体最近の四大証券に限らず証券業界が大衆のいわゆるこういった投資に対
○政府委員(稻益繁君) 見返り積み立て前でありますと八億四千五百万ドル、間違いございません。 —————————————
○政府委員(稻益繁君) まず後段のほうの来年度支払い額であります。これは予算が成立いたしますれば、協定どおりにやりますると約百五十八億円であります。 それから、産投会計として今資金があるかというお話でありますが、三十七年度の産投会計の予算をもって申し上げますると、予算として申し上げますると、歳入が六百三十七億五千万円、歳出が……。御質問の趣旨が、資金というのはほんとうの意味の資金でございますか、ただいま
○政府委員(稻益繁君) いわゆる経済協力という形で出ておりますのは輸出入銀行からの、輸銀の資金で延べ払いという形で出ています。
○稻益政府委員 御承知のように、先般議決をいただいております三十七年度予算におきまして約七十九億円の支払いをする、こういうことになっております。
○稻益政府委員 お答えいたします。現在できております協定、取りきめの範囲内では協定発効後六カ月後に第一回の賦払いが行なわれる予定になっております。その中で千二百五十万ドル、第二回の賦払いがそれから六カ月後に参るわけでありますが、その第二回分、この第一回と第二回の中で二千五百万ドルを払う、こういう計画になっております。現在のところでは。
○稻益政府委員 ガリオア債務は米国の対日援助物資であります。ところがこのBCOFはいま一方アメリカ軍がやりましたSP物資と同様に売買契約で日本が買ったものであります。従いまして貿易物資と同様であります。従って貿易資金から金を払った、こういうことであります。
○稻益政府委員 ただいまの春日委員のお話でございますが、仰せのガリオア物資とBCOF物資は全然性格が異なっております。ガリオア物資は御承知のように米軍の援助物資であります。ところがBCOF物資は米国の払い下げ物資と同じように売買契約でやったものでございます。従いまして、貿易資金でこれを買って払った、こういうことであります。
○稻益政府委員 お答え申し上げます。 二十八年度に産投会計が発足いたしまして、当初の二十八年度には一般会計からの承継分として千百八十七億出資がございます。これは一般会計からの承継分であります。その後一般会計から受け入れました資金であります。が、三十二年度に三百億円、三十四年度に五十億円、三十五年度に百二十億円、この百二十億円は三十五年度の補正予算でありますが、その後の分といたしまして同じく三十五年度
○稻益政府委員 ただいま私説明いたしましたのは、いわゆる投資分としての五百三十二億の内訳を申し上げたのであります。財源といたしましては、その五百三十二億と申し上げます際には、七十九億のガリオア債務返済も入るわけであります。従いまして全体の原資といたしましては、そのほかに要するに三十七年度の産投会計の歳入合計が六百三十七億あるわけです。これの主たる内容は運用収入の百九十六億、それから特定物資会計よりの
○稻益政府委員 三十七年度の固有原資は、一般会計から受け入れます二百三十億を除きますと三百二億でございます。資金会計から、資金会計と申しますか、産投会計の資金からの繰り入れが百五十億、固有原資が百五十二億、三百二億に一般会計からの二百三十億を繰り入れまして五百三十二億でございます。
○稻益説明員 このたび理財局長を拝命いたしました。実はまだこの方面に十分の知識を持ち合わせておりません。いろいろまた皆様方に御指導等もいただき、御厄介になることと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○稻益説明員 私、このたび理財局長を拝命いたしました稻益でございます。何かと御厄介になると思いますので、よろしくお願いいたします。(拍手) —————————————
○稻益政府委員 商社別というお話でございましたが、通関統計では、国別、商品別の貿易統計しか作っておりませんので、商社別の方は私の方ではちょっとわかりかねます。